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蜂の内検

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日本蜜蜂の内検をしました。

現在この巣箱は、3段、重箱式で飼っているのですが、上から2段目までしか巣が降りてきていないません。

 

せわしなく、他人の事なぞ全くお構いなしに、働く性格が大好きで、自分たちだけの為にせっせ働く姿にあこがれて、探して、探して一群を手にいれたのは3年ほど前でした。

 

日本蜜蜂は、「他の物」たちの存在を気にしません。「自分たち家族」の世界観だけで、他の者たちとは競争も攻撃もしようとはしません。

だから、箱をひっくり返しても、襲ってくる事はありませんし、素手で蜂を捕えても、刺されることはあまりありません。

 

西洋蜜蜂と、在来種の日本蜜蜂にはおおくの違いがあり、西洋は攻撃的で病気やダニに弱く、スズメバチが来たら戦うすべもなく、巣はあっけなく崩壊してしまいます。しかし、蜜を集める能力は高く、どんな状況になっても住みついた巣を放棄せずその場から離れようとはしません。

日本蜜蜂は、病気やダニへの耐性が高く、天敵のスズメバチには、ねえさん蜂数匹で、巣を命を投げ打って守ろうとします。そして、少しでも気に入らないことが有ったら、すぐ様に全員退去をし、体制を整え、再出発するのが得意です。

日本蜜蜂の性格は、日本人の気質に良く似た特性があると思いました。

 

アインシュタインは「もし、蜜蜂がいなければ、4年ほどで人類は滅亡する。」と言う、有名な言葉を残しています。その事は少し現実味がないらしいのですが、小さな昆虫たちの働きは、地球のあらゆる食物連鎖にはなくてはならない存在なのです。

 

生きる源が分からなくなった時、ただ今ある現状のなかで活動している昆虫たちは、多くの「当たり前」を教えてくれています。