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「エコ」は本当にお財布にも、地球にも優しいのか?  エコキュート

「「深夜温水器」は10年から15年が目安で、そろそろ壊れる時期に来ている」とご丁寧に説明をしに営業マンが夜遅くやって来た。

 

「「エコキュート」に替えてもらい、深夜温水器を廃棄して、製品のカタログ価格50パーセントを引き、工事手数料込み、60万円で納品できる。

家の奥深く鎮座している既存設備の撤去費用、新規設備の工事費は全て含まれていますよ。」

 

・25年使い続けた温水器←もうそろそろヤバいかも

・お水回りの設備投資←一昔前は、100万はかかる

・先々、収入もなくなれば60万、お金どこから捻出しようかしら?←今しかない!

「早急に決めたい!」「チャンスは今だけ」「この先の不安が、無くなるから、大至急工事をお願いしたい。」「安心、快適な家にずーと住みたい。」

 

ちょっと待ってください!!!

大根買うにも、白菜買うにも、いろいろ手に取って検討して生活を切り詰めたり、20年使い続けてストライキを勝手に敢行する洗濯機の新規購入を渋っている人が、何でいきなり全く壊れていない、快調な温水器を手放してでもそんな大枚を、「エコキュート」とやらに使えるのですか?

 

「壊れる鴨?」「いえいえ、カモられません!」

壊れるとは、どんな基準なのだろうか?温水器は25年ほど使っている。でも、屋外と室内の設置では、物の壊れる速度は違うはずだ。費用対効果は光熱費1カ月3000円程度しか変わらない。このまま使い続けて壊れなかったら、エコキュートの耐用年数7年は簡単に越してしまう。エコキュートだと、屋外設置が求められるので、25年も使用できないし、その時にはまた60万も出して買い替えなければいけないに違いない。

大体、人の心配に恐怖心を植え付け、「こうしなければ、大変な事になる」と言ってくる、エコ、エコ詐欺には要注意だ!

 

そして、インターネットで、エコキュートの本体価格は20万円、廃棄、設置工事費15万、合計35万程度から・・・と書いてある。

 

その旨を営業マンに言ったら「じゃ、そちらでやったらいいですよ!」と表情が一変。

思うことがあって、そろそろ詐欺師がやって来るに違いないと待ちかまえていたのら、その通りにおいでになった。

 

・・・未然に防げてよかった。