時は来る Time goes coming!
桜は満開。
今は別れの季節。
暫くすれば新たな出会がやって来る。
私たちは死ぬ準備をしてこの世に生まれた。
短い、長い、は別として、その人その人の寿命を全うするために。
誰だっていつかは死ぬ。
待っていなくてもやって来るのだ。
大切な人が、先に行ってしまうことはとても悲しい。
しかし、順番通り行かないほうがもっとつらいに違いない。
漫然と時間が過ぎ去っていくのを、ただ待っているのではなく、
勇敢に戦っていこうではないか。
愛を受け取る準備
愛情を注ぎ、人を自分の思うとおりに変えたいと思っても、その事は傲慢な思い込みでしかありません。
「可哀そうだ、助けてあげたい、守ってあげたい」と思う事はやめてください。自身が「可哀そうで、助けて欲しくて、守ってほしい」から、準備の整ってはいない相手になけなしの自身のエネルギーを差し出し、愛されようとしているだけではないでしょうか?
相手を想う中途半端な思いは、心や体に重たい闇を作ってしまいます。
愛情を受け取る準備は、その本人が成長の過程で閃き気づき整っていくのです。
準備の整っていない「大切な人」に愛情を注ぐのは、本当に難しい事です。
「個」を確立する
あなたは、男ですか?女ですか?
名前はなんですか?
身長と体重は?
あなたの家族は何人いますか?
母親の旧姓は?
兄弟の名前と誕生日はいつですか?
宗教と洗礼証明と小学校の卒業証明
これらは海外で暮らす際、または日本に海外からくる場合、国家機関から求められる基本となる書類です。
私たち日本人であれば、簡単に手に入るものだと思います。
しかし外国人がこれらの書類を準備するのに、20万円以上かかってしまう場合があります。信じられないでしょうが、自身の存在を固定し、「個」を証明することは簡単なようで案外難しいです。
いざ国を出て迷子になってしまったら、「パスポート」のみが自身を証明する書類です。そして、その事が証明できず、自身の国に帰える事が出来なくなって、行った先で「閉じ込められている」というアンラッキーな状況で過ごしている人がいます。帰国するための航空代金は自分で作らなければならず、不法滞在ともなれば、罰金が発生しそのお金までも工面しなければいけません。
日本国内で過ごしていれば、何となく「国」に守られ、既存の権利を当たり前のように主張できますが、いったん国を離れれば、恐ろしいまでの孤立感を感じるのです。
「語学」などは消えゆくものだと思います。英語やフランス語や様々な言語を使えるかと言っても、その事は特別でない時代がすぐそこにまで来ています。
「移動手段」は今まで何十万もかけて乗っていた飛行機が、たった5000円から海外に簡単にいけるようになってきました。
この日本国で暮らしている外国人の人たちを良く観察してみてください。誰よりも頑張りまじめで、そして「日本人」と言う人種を見習い、生活しています。しかし本心の「個」は、心の奥底に隠しています。そんな彼らが、私たち日本人と同じ土俵で戦うのです。
多くのテクノロジーを見てください。今まで単純重労働者の仕事は、多くの機械や設備にとって代わろうとしています。これから先、多種にわたる仕事が失われていくでしょう。
私たち既存の日本人は、明確に「勝側」「負ける側」に分かれ、戦う相手も「国対国」ではなく「個対個」になっていくはずです。
時代は、壁が消え失せ、距離も空間も全て今まででは到底理解できないような速度で私たちの環境を大きく変化させるに違いありませんし、もう既にこの現実を受け入れこの先の不安を感じている人も多いはずです。
あなた自身の「個」を確立し、磨いて行く事が求められる時代に突入していくのです。
「自分を隠すことは出来ない」新たな時代にも通用する本物の「個」を確立しなければならないのです。
旅人をやめる
旅が好きで多くの場所を訪れた。
一人で出かける事もあれば、友人たちと時間を過ごすことも楽しかった。
12月海外で過ごすクリスマスと正月はとても心が寒く感じ、いくら素晴らしい景色や豪勢な食事の前であっても、大きな荷物をどこかに忘れたようなもの悲しさを感じたものだ。
いくら頑張って居場所を作り、財産を築き生活をしていても、自国でない寂しさを感じ、そこに存在する物(者)たちは、全てショーウインドウに飾られた物でしかなかった。
自身の居場所は旅人である限り、限界がある。本当に欲しいものは、家族を作り、友人を作り、地域に溶け込んで、何十年もかかってようやく手に入るものではないだろうか。
「結婚、子供を出産し、誰かが死を迎えお葬式を出して、家と成る」と言う。
旅をしている時は多くの刺激や知識の蓄積、楽しい事の連続で、嫌な事があれば、すぐに違う場所に移動できると言う良い点もある。
しかし本当に心から満たされる思いとは、ショーウインドウの中ではなく、手の中にしか存在しない。
帰る場所があって放浪が出来る。
だから今、旅人ではなく、そこに住む住人であることを決めた。
「エコ」は本当にお財布にも、地球にも優しいのか? エコキュート
「「深夜温水器」は10年から15年が目安で、そろそろ壊れる時期に来ている」とご丁寧に説明をしに営業マンが夜遅くやって来た。
「「エコキュート」に替えてもらい、深夜温水器を廃棄して、製品のカタログ価格50パーセントを引き、工事手数料込み、60万円で納品できる。
家の奥深く鎮座している既存設備の撤去費用、新規設備の工事費は全て含まれていますよ。」
・25年使い続けた温水器←もうそろそろヤバいかも
・お水回りの設備投資←一昔前は、100万はかかる
・先々、収入もなくなれば60万、お金どこから捻出しようかしら?←今しかない!
「早急に決めたい!」「チャンスは今だけ」「この先の不安が、無くなるから、大至急工事をお願いしたい。」「安心、快適な家にずーと住みたい。」
ちょっと待ってください!!!
大根買うにも、白菜買うにも、いろいろ手に取って検討して生活を切り詰めたり、20年使い続けてストライキを勝手に敢行する洗濯機の新規購入を渋っている人が、何でいきなり全く壊れていない、快調な温水器を手放してでもそんな大枚を、「エコキュート」とやらに使えるのですか?
「壊れる鴨?」「いえいえ、カモられません!」
壊れるとは、どんな基準なのだろうか?温水器は25年ほど使っている。でも、屋外と室内の設置では、物の壊れる速度は違うはずだ。費用対効果は光熱費1カ月3000円程度しか変わらない。このまま使い続けて壊れなかったら、エコキュートの耐用年数7年は簡単に越してしまう。エコキュートだと、屋外設置が求められるので、25年も使用できないし、その時にはまた60万も出して買い替えなければいけないに違いない。
大体、人の心配に恐怖心を植え付け、「こうしなければ、大変な事になる」と言ってくる、エコ、エコ詐欺には要注意だ!
そして、インターネットで、エコキュートの本体価格は20万円、廃棄、設置工事費15万、合計35万程度から・・・と書いてある。
その旨を営業マンに言ったら「じゃ、そちらでやったらいいですよ!」と表情が一変。
思うことがあって、そろそろ詐欺師がやって来るに違いないと待ちかまえていたのら、その通りにおいでになった。
・・・未然に防げてよかった。
まほうのことば 「そーか、そーか」
言葉を失い、「人に笑いや助言が与えられなくなって話に参加できなくてさびしい。」と。
まほうのことば、「そーか、そーか」とだけ言ってほほ笑んでいれば、それだけでいいんじゃないかと提案してみた。
誰よりも失くしていく恐怖に襲われ、悲しんでいるのはその当人なのだ。
「そーか、そーか」と話を聞いてくれて、傍にてほほ笑んでくれるだけでいい。